契約書

契約書作成を行政書士に依頼するメリットと費用相場

更新: 約9分で読めます

「契約書を専門家に作ってもらいたいけれど、費用がどのくらいかかるのか分からなくて踏み出せない」——そんな不安を抱えている方は少なくありません。ネットでひな形を拾って自分で作れないこともないですが、法的に不備のある契約書はトラブルの元になります。かといって、弁護士に依頼すると費用が高くつくのではないかという心配もあるでしょう。

この記事では、契約書作成を行政書士に依頼するメリットと費用相場を、弁護士との比較を交えながら整理しています。

契約書作成の依頼先として、行政書士は「紛争性のない契約書の作成」に対応でき、費用は一般的に3万〜10万円程度が相場です(行政書士法人Treeでは19,800円〜)。弁護士に比べてコストを抑えやすく、予防法務としての契約書作成であれば費用対効果の高い選択肢になります。

「契約書の作成を依頼したいけれど、どこに頼めばいいか分からない」という方は、行政書士法人Treeにご相談ください。相談は何度でも無料・全国対応です。

▶ 今すぐ無料で相談してみる

契約書作成を専門家に依頼するメリットとは?

契約書は当事者間の合意内容を文書化したものですが、法的に有効な契約書を作成するには、民法をはじめとする関連法令の知識が必要です。専門家に依頼する主なメリットは以下の3点です。

法的リスクを事前に回避できる

契約書に曖昧な表現が残っていたり、重要な条項が抜け落ちていたりすると、後からトラブルになった際に自分を守れません。専門家は損害賠償の範囲、契約解除の条件、秘密保持義務といった見落としやすいポイントを網羅的に確認し、法的な不備を事前に潰します。

相手方への牽制効果がある

専門家が作成した契約書は、条項の構成や文言が整っているため、相手方に「法的な対応を怠らない取引先だ」という印象を与えます。不当な要求や契約違反に対する抑止力として機能する面もあります。

紛争を未然に防ぐ

多くの契約トラブルは、契約書の記載が不十分なことに起因します。「言った・言わない」の水掛け論を防ぐには、報酬の支払条件、納品物の仕様、契約期間と更新条件といった項目を明確に定めておく必要があります。専門家に依頼すれば、こうした紛争の種になりやすい事項を漏れなくカバーできます。

行政書士と弁護士はどう違う?比較一覧

契約書作成の依頼先として行政書士と弁護士の2つが候補に挙がりますが、対応範囲と費用に違いがあります。以下の表で比較します。

比較項目 行政書士 弁護士
契約書の作成 対応可(紛争性のない契約に限る) 対応可
法的根拠 行政書士法1条の2(権利義務に関する書類の作成) 弁護士法3条(法律事務全般)
紛争時の代理交渉 対応不可 対応可
訴訟代理 対応不可 対応可
費用相場(契約書作成) 3万〜10万円程度 5万〜15万円程度
リーガルチェック 紛争性のない契約の内容確認に限り対応可 対応可(法的リスク評価・助言を含む)
向いているケース 紛争性のない予防的な契約書作成 紛争が発生している・訴訟リスクがある場合

行政書士は行政書士法1条の2に基づき、「権利義務に関する書類の作成」を業務として行えます。契約書は典型的な権利義務文書であり、行政書士の本来業務の一つです。ただし、すでに相手方との間で紛争が発生している場合、交渉や訴訟は弁護士の領域となります。

つまり、「これから契約を結ぶにあたり、きちんとした契約書を用意したい」という予防的な目的であれば、行政書士は費用を抑えつつ対応が受けられる選択肢です。なお、法的リスクの分析・評価を含む本格的なリーガルチェックは弁護士の業務領域(弁護士法72条)にあたるため、紛争性のある案件や高度な法的判断が必要なケースでは弁護士への依頼を検討してください。

行政書士に依頼した場合の費用はどのくらい?

行政書士に契約書作成を依頼する場合の費用は、契約書の種類や複雑さによって変動します。一般的な目安を契約書の種類別にまとめました。

契約書の種類 費用相場
業務委託契約書 3万〜10万円
秘密保持契約書(NDA) 3万〜5万円
売買契約書 3万〜10万円
賃貸借契約書 2万〜5万円
フランチャイズ契約書 3万〜10万円
契約書の内容確認(※紛争性のない案件に限る) 3万〜5万円

なお、上記は一般的な相場であり、事務所によって料金設定は異なります。行政書士法人Treeでは、契約書の種類を問わず一律19,800円(税抜)〜で対応しています。

費用に影響する要因としては、契約の複雑さ(条項数・特約の有無)、取引金額の大きさ、打ち合わせの回数などが挙げられます。見積もり段階で総額を確認しておくのが安心です。

弁護士に依頼するとどのくらいかかる?

弁護士に契約書作成を依頼する場合、費用は行政書士よりも高めに設定されている傾向があります。

依頼内容 費用相場
シンプルな契約書の作成 5万〜10万円
複雑な契約書の作成(特約・交渉を含む) 10万〜30万円以上
契約書のリーガルチェック 5万〜10万円
契約交渉の代理 10万〜50万円以上

弁護士に依頼するメリットは、紛争が発生した場合にそのまま代理交渉や訴訟対応に移行できる点です。最初から紛争リスクが高い取引や、取引金額が大きく法的リスクの重い契約では弁護士への依頼が適しています。

一方、定型的な契約書の作成や、すでに合意内容が固まっている場合の文書化であれば、弁護士に依頼するまでもなく、行政書士で十分に対応できるケースが多いといえます。

費用を抑えて契約書を作成したい方へ

行政書士法人Treeでは、業務委託・NDA・売買など各種契約書の作成を承っています。ひな形のカスタマイズから完全オリジナルの起草まで、幅広く対応いたします。

  • ✔ 契約内容のヒアリングから条項の設計まで一貫対応
  • ✔ 紛争性のない契約書の内容確認にも対応
  • ✔ 相談は何度でも無料・全国対応

▶ まずはお気軽にお問い合わせください

自分で契約書を作成するリスクとは?

インターネット上には無料のひな形が多数公開されていますが、ひな形をそのまま使うことには以下のようなリスクがあります。

法的に必要な条項が欠落する可能性があります。たとえば、損害賠償の上限規定や解除条件が定められていない契約書にサインした場合、万が一のトラブルで想定外の責任を負う恐れがあります。ひな形は汎用的に作られているため、個別の取引事情に対応した条項が含まれていないことが珍しくありません。

一方当事者に不利な内容になりがちです。相手方が提示した契約書は、当然ながら相手方に有利な内容で作られています。知識がないまま内容を精査せずにサインしてしまうと、解約時の違約金や知的財産権の帰属で不利益を被るケースがあります。

法改正への対応が漏れることがあります。ネット上のひな形が最新の法令に対応している保証はありません。民法改正(2020年施行)による契約不適合責任への対応など、古いひな形では現行法に適合しない記載が残っている場合があります。

費用を節約しようとして自分で作成した結果、後から法的トラブルに発展し、弁護士費用や損害賠償として数十万〜数百万円の出費が生じる可能性もあります。リスクと費用のバランスを考えると、専門家への依頼は合理的な投資といえます。

どんな場合に専門家へ依頼すべきか?判断基準

すべての契約書を専門家に依頼する必要はありませんが、以下に該当する場合は依頼を検討すべきです。

状況 推奨する依頼先 理由
取引金額が大きい(100万円以上) 行政書士 or 弁護士 トラブル時の損害額も大きくなるため、条項の精度が重要
継続的な取引(業務委託・代理店等) 行政書士 or 弁護士 長期間にわたる契約は条件変更・解約時のリスクが高い
相手方が契約書を提示してきた(紛争性なし) 行政書士(内容確認)or 弁護士 定型的な条項の確認は行政書士、法的リスク評価が必要な場合は弁護士
初めて行う種類の取引 行政書士 業界慣行や法的に必要な条項を把握しないまま作成するのは危険
すでに相手方とトラブルになっている 弁護士 紛争性のある案件は弁護士の領域(代理交渉・訴訟が必要)
訴訟リスクが高い取引 弁護士 最初から訴訟対応を見据えた契約設計が必要

判断に迷う場合は、まず行政書士に相談してみるのも一つの方法です。行政書士が対応できる範囲であればそのまま依頼できますし、紛争性がある場合は弁護士への相談を案内してもらえます。

契約書の種類ごとの注意点については、契約書の種類一覧と行政書士に依頼すべきケースで詳しく解説しています。

よくある質問

行政書士に契約書作成を依頼すると、費用はいくらかかりますか?

一般的な契約書(業務委託・NDA・売買等)であれば、3万〜10万円程度が相場です。行政書士法人Treeでは、契約書の種類を問わず19,800円(税抜)〜の一律料金で対応しており、相場と比較してお求めやすい価格設定です。複雑な契約や特殊な内容の場合は別途見積もりとなりますので、まずはご相談ください。

行政書士と弁護士、契約書の依頼はどちらにすべきですか?

紛争性のない予防的な契約書作成であれば、費用を抑えられる行政書士が適しています。一方、すでに相手方との間でトラブルが起きている場合や、訴訟の可能性がある場合は弁護士に依頼しましょう。行政書士は行政書士法に基づく「権利義務に関する書類の作成」が業務範囲であり、代理交渉や訴訟代理はできません。

契約書のリーガルチェックだけ依頼することはできますか?

紛争性のない契約書であれば、内容確認のみのご依頼も可能です。ただし、法的リスクの評価・分析を含む本格的なリーガルチェックは弁護士の業務領域となります。契約書のリーガルチェックで確認すべきポイントもあわせてご覧ください。

ネットのひな形を使って自分で作成しても問題ありませんか?

法的に禁止されているわけではありませんが、ひな形は汎用的なため、個別の取引事情に合わない条項が含まれていたり、必要な条項が欠けていたりするリスクがあります。特に取引金額が大きい場合や、継続的な取引関係を結ぶ場合は、専門家にチェックしてもらうことをおすすめします。

まとめ

契約書作成の依頼先は、費用と対応範囲のバランスで選ぶのがポイントです。行政書士は予防的な契約書作成に強く、弁護士と比べて費用を抑えやすい選択肢です。一方、紛争が発生している場面では弁護士の出番となります。費用を理由に専門家への依頼をためらう方もいますが、不備のある契約書が原因でトラブルに発展した場合のコストは、専門家への依頼費用をはるかに上回ることがほとんどです。

契約書の作成は行政書士法人Treeにお任せください

サービス 料金
契約書作成(種類問わず一律) 19,800円(税抜)〜
  • ✔ 契約書の作成・内容確認
  • ✔ 相談は何度でも無料・全国対応

▶ 行政書士法人Treeに相談してみる

※ 記事の内容には細心の注意を払っておりますが、万が一誤りがございましたらご指摘いただけますと幸いです。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法的助言ではございません。具体的なケースについては専門家へのご相談をおすすめいたします。

行政書士法人Tree