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「ものづくり補助金で生産設備を導入したい」「最大4,000万円の補助で新製品開発を進めたい」「ものづくり補助金の採択率を上げる方法を知りたい」——ものづくり補助金は、中小企業者等の革新的な新製品・新サービス開発や海外需要開拓に必要な設備投資等を支援する代表的な補助金で、最大4,000万円の補助が受けられます。本記事では、対象者・補助上限・補助率・申請要件・採択を高めるポイント・申請の流れまで、行政書士が実務目線で解説します。
【2026年度の制度統合に関する重要なお知らせ】2026年8月頃から、ものづくり補助金は新事業進出補助金と統合され、新たな枠組みで実施される予定です。統合後はグローバル枠の補助上限が大幅に引き上げられる方向で検討されており、本記事は現行制度(第23次公募・申請締切2026年5月8日17時)の情報を中心としています。6月以降に申請を検討される方は、統合後の新制度の公募要領(2026年6月以降公開予定)を必ず公式情報源(経済産業省 中小企業庁)でご確認ください。
結論として、ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)は、革新的な新製品・新サービス開発又は海外需要開拓に必要な設備投資等を行う中小企業者等向けの補助金で、製品・サービス高付加価値化枠は従業員数・特例により最大3,500万円、グローバル枠は特例適用時最大4,000万円です。補助率は原則として中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者2/3。3〜5年の事業計画と、付加価値額・給与支給総額・最低賃金等の基本要件があります。当所は着手金0円・成功報酬8〜15%・不採択時無料でものづくり補助金の申請代行に対応します。
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目次
ものづくり補助金の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所管 | 経済産業省 中小企業庁 |
| 正式名称 | ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金 |
| 補助上限 | 製品・サービス高付加価値化枠:従業員数・特例により最大3,500万円/グローバル枠:特例適用時最大4,000万円 |
| 補助率 | 原則として中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者2/3(製品・サービス高付加価値化枠では再生事業者も2/3)。最低賃金引上げ特例により補助率が2/3に引き上げられる場合あり |
| 対象 | 中小企業者、小規模企業者・小規模事業者、特定事業者の一部、特定非営利活動法人、社会福祉法人等(日本国内に補助事業の実施場所を有し、常時使用する従業員数が1人以上であること等が必要) |
| 採択率 | 公募回・申請枠・審査状況により大きく変動(過年度の応募件数・採択件数は中小企業庁の採択結果で確認。直近回は概ね30%台で推移し、グローバル枠は20%台と特に低い水準) |
申請枠の種類
- 製品・サービス高付加価値化枠:顧客等に新たな価値を提供する革新的な新製品・新サービス開発
- グローバル枠:海外への直接投資、海外市場開拓(輸出)、インバウンド対応、海外企業との共同事業のいずれかに該当し、国内の生産性向上や海外事業の実現可能性調査等の追加要件を満たす事業
賃上げ特例・各種加点:申請枠とは別に、大幅な賃上げによる補助上限上乗せ、最低賃金引上げによる補助率引上げ、各種加点項目等が設定される場合があります。単に機械装置等を導入するだけで、新製品・新サービス開発を伴わないものは補助対象外となります。
主な対象経費|機械装置・システム構築費・中古設備の扱い
- 機械装置・システム構築費(必ず1つ以上、単価50万円〈税抜〉以上の機械装置等の設備投資が必要。機械装置・システム構築費以外の経費には総額上限あり〔高付加価値化枠は500万円、グローバル枠は1,000万円が目安〕)
- 技術導入費(特許・ノウハウのライセンス費)
- 専門家経費(コンサルタント・専門家への委託)
- 運搬費(運搬料、宅配・郵送料等。機械装置等と一体で行う据付けは、機械装置・システム構築費として整理される場合あり)
- クラウドサービス利用費(一定期間)
- 原材料費(試作品開発のため)
- 外注費(試作品製造等の外注)
- 知的財産権等関連経費(特許出願・商標登録等)
- 海外旅費(グローバル枠のうち海外市場開拓〔輸出〕に関する事業等で対象)
- 通訳・翻訳費(グローバル枠のうち海外市場開拓〔輸出〕に関する事業等で対象)
- 広告宣伝・販売促進費(グローバル枠のうち海外市場開拓〔輸出〕に関する事業のみ対象)
申請要件(基本要件)|付加価値額・賃上げ要件・最低賃金要件
第23次公募の基本要件は以下のとおりです(数値要件は公募回ごとに変動するため、最新情報は公募要領で必ず確認してください)。
- 3〜5年の事業計画書
- 付加価値額の年平均成長率 +3.0%以上
- 従業員1人あたり給与支給総額の年平均成長率 +3.5%以上(第22次までの「給与支給総額」基準から第23次で厳格化。役員は対象外)
- 事業所内最低賃金を、事業実施都道府県の地域別最低賃金 +30円以上の水準とすること
- 従業員21名以上の場合、次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画の策定・公表
- GビズIDプライムアカウントの取得、電子申請、事業計画書・賃金引上げ計画の表明書・決算書等の必要書類の準備
- ※ 認定経営革新等支援機関や専門家等の支援を受ける場合は、公募要領上の注意事項を確認すること
賃上げ目標値の表明義務:上記の給与支給総額・最低賃金の目標値は、全従業員及び従業員代表者に表明する必要があります。表明がされていない場合や目標値未達成の場合、交付決定取消し・補助金返還を求められる場合があります。
申請の流れと第23次公募スケジュール
- 無料相談・要件診断:事業計画・投資内容のヒアリング
- GビズIDプライム・必要書類の準備:電子申請に必要なGビズIDプライム(発行まで2〜3週間程度)、事業計画書、賃金引上げ計画の表明書、決算書等を準備
- 事業計画書の作成:当所が補助金事務局の評価基準を踏まえた計画書を作成
- 申請書類の提出:ものづくり補助金電子申請システムで提出
- 採択公表:公募回ごとの公式スケジュールで確認(第23次公募では申請締切2026年5月8日17時、採択公表2026年8月上旬頃予定)
- 採択後説明会への参加・交付申請・交付決定:採択後は事務局の説明会に参加し、交付申請・審査を経て交付決定を受けます。説明会への参加が確認できない場合、採択取消しとなる場合があります。
- 補助事業の実施:原則として交付決定後に機械装置・システム導入。高付加価値化枠は交付決定から10か月以内、グローバル枠は12か月以内に完了
- 実績報告・補助金入金:事業完了後の実績報告、補助金入金
- 事業化状況報告:補助金の額の確定後、5年間6回の事業化状況報告を行う
採択を高める3つのポイント
1. 補助金事務局の審査項目に沿った構成
公募回・申請枠ごとの審査項目に沿って、事業内容、実現可能性、政策面、賃上げ・付加価値向上等を整理する必要があります。
2. 革新性・差別化の明確化
- 既存技術・製品との差別化ポイント
- 競合他社の状況分析
- 市場ニーズへの対応
- 技術的優位性の客観的根拠
3. 加点要素の最大化
- 賃上げ加点
- 経営革新計画承認
- 事業継続力強化計画認定
- パートナーシップ構築宣言
- えるぼし認定、くるみん認定、健康経営優良法人認定
- 技術情報管理認証、J-Startup
- GX・グローバル関連の加点
※ 加点項目は公募回ごとに変動します。最新の加点項目は公募要領で確認してください。
料金
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 初回相談 | 無料(何度でも) |
| 着手金 | 0円 |
| 成功報酬 | 採択された補助金額の8〜15% |
| 不採択時 | 完全無料 |
料金例:採択額1,000万円 → 成功報酬100万〜150万円
よくある質問
Q1. 採択されると毎年何か報告が必要ですか?
A. 補助金の額の確定後、5年間6回の事業化状況報告が必要です。給与支給総額、事業所内最低賃金、決算内容等を報告するため、採択後も継続的な管理が必要です。
Q2. 認定経営革新等支援機関とは?
A. 中小企業庁が認定した経営支援機関で、金融機関・税理士・公認会計士・中小企業診断士・行政書士等が認定されています。ものづくり補助金第23次公募では、認定経営革新等支援機関の確認書は基本要件として必須ではありませんが、事業計画策定支援を受ける際の選択肢の一つとして公募要領上で言及されています。
Q3. 賃上げ要件を満たさないと申請できませんか?
A. 賃上げ要件は基本要件の一つです。従業員1人あたり給与支給総額の年平均成長率+3.5%以上、事業所内最低賃金を地域別最低賃金+30円以上とする目標値を設定し、全従業員及び従業員代表者に表明する必要があります。未達成や未表明の場合、補助金返還や交付決定取消しの対象となる場合があります。
Q4. 申請枠はどう選べばよいですか?
A. 事業内容・投資規模・グローバル展開の有無等により最適な枠を選定します。製品・サービス高付加価値化枠が最も汎用的、グローバル枠は海外への直接投資・海外市場開拓(輸出)・インバウンド対応・海外企業との共同事業のいずれかに該当する場合に検討します。
Q5. 中古設備は対象ですか?
A. 中古設備も、3者以上の中古品流通事業者から型式や年式が記載された相見積もりを取得している場合には対象となる場合があります。具体的な可否・必要書類は公募要領で確認してください。
Q6. 補助事業はいつまでに完了する必要がありますか?
A. 公募回により異なりますが、通常10か月〜1年程度の事業実施期間が設定されます。期間内に機械装置・システム導入・支払・実績報告を完了する必要があります。
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まとめ
- ものづくり補助金は革新的な新製品・新サービス開発又は海外需要開拓に必要な設備投資等を支援する代表的補助金
- 補助上限:製品・サービス高付加価値化枠で最大3,500万円、グローバル枠で特例適用時最大4,000万円
- 補助率:原則として中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者2/3(最低賃金引上げ特例で2/3に引上げの場合あり)
- 申請要件:3〜5年事業計画、付加価値額+3.0%以上、従業員1人あたり給与支給総額+3.5%以上、事業所内最低賃金+30円以上、従業員21名以上の場合の一般事業主行動計画の策定・公表等の基本要件
- 機械装置・システム構築費は単価50万円(税抜)以上の設備投資が必須。単に機械装置等を導入するだけで新製品・新サービス開発を伴わないものは対象外
- 補助金の額の確定後、5年間6回の事業化状況報告が必要
- 2026年度から新事業進出補助金との統合が予定(2026年8月頃〜)。第23次公募が現行制度の最終回となる予定
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※ 本記事は執筆時点の法令・実務に基づき細心の注意を払って執筆しておりますが、内容の正確性・完全性・最新性を保証するものではなく、誤記・脱漏等があった場合でも当事務所は一切の責任を負いません。補助金の制度内容・採択率・補助上限・補助率・要件等は公募回ごとに変動するため、最新情報は中小企業庁・公募要領でご確認ください。税務に関する判断・計算・申告は税理士の業務範囲であり、当所では税務の助言を行いません。


