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特定技能「飲食料品製造業」|対象事業所・スーパー・採用の準備

更新: 約14分で読めます

初公開:2026-03-11 / 内容・料金確認:2026年10月16日

食品工場の製造ラインを任せたい。スーパーのバックヤードで、そう菜づくりを担当してほしい。特定技能『飲食料品製造業』は、こうした受入れを検討できる分野です。ただし、食品を扱う会社ならどこでも使える、販売の応援にも自由に回せる、という制度ではありません。採用する前に、実際に働く事業所と任せる工程をそろえて確認しましょう。

工場・店舗の仕事から、特定技能を使えるか相談する

事業所の所在地、製品、製造工程、勤務予定の仕事内容が分かれば、確認すべき条件を整理できます。候補者がまだ決まっていない段階でも、Treeへ受入れ準備を相談できます。

食品製造の対象業務と採用準備を無料で相談する

対象かどうかは、会社名より『就労する事業所』で確認

飲食料品製造業分野は、酒類を除く飲食料品の製造・加工、安全衛生の確保を担う分野です。会社の定款に食品製造と書いてあるだけでなく、外国人が働く事業所の主な事業と、本人の担当業務を確認します。飲食店、工場、小売店舗が同じ会社にある場合も、まとめて一つの業態とは扱いません。

農林水産省の飲食料品製造業分野FAQで示される対象事業所を、採用担当者向けに整理すると次のようになります。

事業所の分類 確認するポイント
食料品製造業(中分類09) 畜産・水産加工、そう菜、パン、菓子等の製造・加工を主な事業として行うか
清涼飲料、茶・コーヒー、製氷(101・103・104) 対象の製造事業か。酒類製造とは分ける
総合スーパー・食料品スーパー(5621・5811) スーパー自身が食料品を製造する部門か。店舗全体の販売業務は対象にしない
菓子・パンの製造小売(5861・5863) 自ら製造と小売を一体で行う事業所か
豆腐・かまぼこ等加工食品小売(5896) 対象となる加工食品を自ら製造しているか

食品を仕入れて販売するだけの店舗や、酒類・ペットフード等の製造まで一律に対象とはなりません。食品営業の許可・届出、製品の販売先、製造工程の資料を使い、農林水産省の現行案内と照合します。

スーパーの対象拡大は、レジ・販売まで解禁したものではない

2024年7月23日に、食料品製造を行う総合スーパーマーケットと食料品スーパーマーケットが対象に加わりました。現在も、対象となるのはスーパーが自ら製造する食料品製造部門です。テナントでそう菜を作る事業者まで、スーパーと同じ条件で自動的に対象になるわけではありません。

スーパーでは、レジや接客等の販売業務は、関連業務としても認められません。また、自ら製造・加工した食料品以外の商品の陳列や品出しもできません。『製造が暇な時間は売場に出てもらう』というシフトにしないよう、担当部門と仕事の境界を先に決めます。コンビニやドラッグストア、百貨店のバックヤードを、対象スーパーの制度で受け入れることもできません。

製造工程では原料処理、加熱、殺菌、成形、乾燥などを確認します。製品の選別や包装・梱包だけを行う仕事を『製造・加工』として採用することはできません。製造工程の中に包装作業が含まれることと、包装だけの仕事に配置することは別です。

外食業との違いは、調理場所の同じ・別だけで決めない

食品製造は、製造した製品を小売店や他事業所等へ供給する形が基本となり、対象の製造小売も認められています。一方、外食業は、調理、接客、店舗管理などの飲食サービスです。持ち帰りや配達の飲食サービスもあるため、『その場で食べないから製造業』とも判断できません。

セントラルキッチンやプロセスセンターでは、何を製造し、誰に引き渡すか、どの営業許可等で運営するかを整理すると相談が進みます。外食業の対象業務と現在の受入停止措置とは、制度の条件も申請の取扱いも分けて確認します。外食業の停止を避けるため、実際の仕事と異なる分野で申請することはできません。

本人の試験と、会社の準備を並行してそろえる

1号は、飲食料品製造業の技能試験と日本語能力の確認が基本です。日本語はJLPT N4以上またはJFT-Basic A2.2相当以上等で確認します。JFT-Basicの判定区分が2026年8月に増えても、A1やA2.1の判定だけで特定技能1号の水準を満たすわけではありません。

技能実習2号を良好に修了した場合、日本語試験の免除と技能試験の免除は条件を分けます。技能試験の免除には、修了した職種・作業と対象業務との関連性が必要です。『技能実習を終えた人は全員、試験なしで食品工場へ移れる』とは案内せず、修了と技能を証明する資料で確認します。

本人に確認するもの 会社が準備するもの
在留カード・指定書・在留期限 就労予定の事業所、食品営業許可等、製品・工程の資料
技能試験・日本語試験の結果 担当業務、配置先、勤務時間、賃金の説明
技能実習修了に関する証明と職種・作業 直接雇用・フルタイム、日本人と同等以上の報酬等の条件
これまでの特定技能在留歴・転職歴 納税・保険等の受入要件、協議会加入、支援の担当

食品産業特定技能協議会は、在留資格の申請前に加入証明を用意する必要があります。協議会の加入、候補者の証明、雇用条件の整備は、どれか一つが済めば完了ではありません。初めての受入れでは、準備の順番と担当を一枚の一覧にして進めましょう。

採用後の支援を、工場長だけに集中させない

1号の受入れでは、事前の説明、住居や生活の支援、相談対応、定期面談・記録等が必要です。会社で行う場合は支援体制の要件を満たし、外部へ委託する場合は、どの支援をいつ行うかを契約前に決めます。登録支援の委託は、受入企業の雇用管理まで代わるものではありません。

たとえば夜勤のある工場なら、相談の連絡方法と対応言語、面談の調整、会社に共有する情報の範囲を先に確認します。会社が作業手順や安全教育を担当し、委託先が生活・在留管理等を担う場合も、引継ぎの担当を明確にします。支援計画10項目の担当・言語・記録が整理の土台になります。

工程の確認から、申請・受入後の支援まで相談する

Treeには、事業所の対象性、在留申請の資料、支援の委託を一つの窓口で相談できます。まだそろっていない資料も含めて、会社に残る準備と依頼したい範囲を分けます。

  • ✔ 製造工程と配置予定の仕事を整理
  • ✔ 候補者の試験・技能実習の証明を確認
  • ✔ 支援の担当と追加費用を依頼前に確認

食品工場・スーパーの受入れ準備をTreeに相談する

2027年4月の変更は、現在の申請条件と分けて準備

2026年8月28日改正の運用要領別冊では、2027年4月1日以降、業務区分を『飲食料品製造業』と『水産加工業』に分けることが示されています。2027年3月31日までの業務区分等には経過措置があり、新区分を現在すでに全面適用しているとは説明しません。旧試験合格者や技能実習修了者にも移行上の取扱いがあるため、採用候補者ごとに確認します。

2号は現在、技能試験に加え、複数の作業員を指導しながら作業し、工程を管理する者として原則2年以上の実務経験を確認します。『食品工場で2年働いた』だけでは足りず、班長・ライン長等の担当と実際の指導・工程管理が分かる記録が重要です。

2号の日本語条件は、申請の種類で時期が異なります。入管庁のB1相当以上の確認開始時期の案内では、2027年4月1日以降の在留資格認定証明書交付申請からB1相当以上が必要としています。一方、在留資格変更・在留期間更新への適用時期は検討中で、別途通知するとされています。既存在留者も一律に同日から必須とは扱わず、長期雇用の計画では日本語学習と管理業務の経験を準備しつつ、申請別の最新案内を確認しましょう。

飲食料品製造業の受入れでよくある質問

スーパーなら、どの店舗でも特定技能を使えますか?

一律には使えません。総合スーパー・食料品スーパーが自ら食料品を製造する部門が対象です。レジ・接客等の販売業務や、他の商品の品出しへ自由に配置する制度ではありません。事業所の分類と製造工程を確認します。

包装・パック詰めだけの仕事でも採用できますか?

単なる選別や包装・梱包だけの作業は、対象となる製造・加工には当たりません。製造工程の一部として包装等を行う場合と区別し、前後の工程と本人の担当業務を説明できるようにします。

技能実習を修了した人なら試験はすべて免除ですか?

一律ではありません。技能実習2号の良好修了を確認したうえで、日本語試験免除と技能試験免除を分けて判断します。技能試験免除は、修了した職種・作業と飲食料品製造業の業務との関連性が必要です。

候補者が未定でも、Treeに受入れを相談できますか?

相談できます。工場・店舗の所在地、製品、製造工程、予定人数、希望時期を分かる範囲でお知らせください。対象業務、会社が準備する資料、支援の担当と費用を先に整理できます。

受入れの費用は、基本料と必要な追加対応をそろえて比較

同じ『支援料』でも、送迎や生活の案内、申請まで含むかは契約によって異なります。登録支援費用の比べ方も確認し、必要な仕事が抜けていない総額で判断しましょう。

製造現場の受入れを、Treeと具体化する

登録支援の月額基本9,800円(税抜・税込10,780円)/人。追加支援は1時間5,000円(税別・税込5,500円)。在留申請の報酬と実費は別途です。

特定技能の申請報酬 通常料金・税込 登録支援をご委託のお客様・税込
認定・変更申請 100,000円 50,000円
更新申請 50,000円 初回を含め一律25,000円

月額基本と、事前ガイダンス・生活オリエンテーション・送迎等の追加支援、申請報酬、公的手数料等を分けてご案内します。必要な支援を省くプランではなく、会社とTreeの担当を決めたうえで見積もります。

特定技能の在留申請サポートを確認する / Tree公式料金一覧

工場・店舗の所在地と予定する製造工程から、受入れ準備と支援を相談できます。

Treeの登録支援サービス料金
月額基本支援(1人) 9,800円(税別)税込10,780円
追加支援(1時間) 5,000円(税別)税込5,500円
在留資格認定・変更申請 50,000円(税込)
在留期間更新申請 25,000円(税込)初回から同じ料金

認定・変更・更新は、登録支援をご委託の企業様向けの料金です。公的手数料等の実費は別途。必要な支援の内容・時間数・総額を、ご依頼前にご案内します。

料金確認:2026年10月16日

受入れ・支援の内容と費用をTreeに無料相談する

情報確認:2026年10月16日。2027年4月以降の業務区分・2号日本語条件と、現在の条件を分けて記載しています。事業所の該当性、移行時の取扱い、試験・申請条件は、最新の公式資料と個別の仕事内容から確認します。

確認した公式資料・料金

行政書士法人Tree