補助金関連

補助金申請の事業計画書の書き方|採択率を上げる5つのポイント・記載例・加点要素

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「補助金申請の事業計画書はどう書けばよいか」「採択率を上げるコツを知りたい」「自分で書いた事業計画書で不採択になった」——補助金申請の事業計画書は、採択の最重要要素です。本記事では、採択率を上げる5つのポイント、補助金事務局の評価基準、典型的な事業計画書の構成、不採択になりやすい記載例、加点要素の取り込み方まで、行政書士法人Treeが実務目線で解説します。

結論として、補助金申請の事業計画書は、(1)補助金事務局の審査項目に沿った構成、(2)自社の現状分析と課題の明確化、(3)補助事業の必要性・新規性・差別化、(4)数値根拠付きの売上計画・投資効果、(5)公募要領に定められた加点要素の取り込み、の5ポイントで採択可能性を高めることができます。なお、付加価値額・給与支給総額・事業場内最低賃金等の要件は補助金ごとに異なるため、必ず最新の公募要領に沿って整理する必要があります。当所は着手金0円・成功報酬8〜15%・不採択時無料で、採択可能性を高める事業計画書の作成代行に対応します。

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こんな方は今すぐご相談を:

  • 事業計画書の書き方がわからない方
  • 過去に自力で申請して不採択になった方
  • 補助金事務局の評価基準を踏まえた計画書を作りたい方
  • 加点要素を最大限取り込みたい方
  • 数値根拠の作り方を知りたい方

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事業計画書が採択率を決める

補助金申請の採択審査は、事業計画書の内容に基づき行われます。同じ事業内容でも、事業計画書の書き方次第で採択・不採択が分かれることが少なくありません。補助金事務局・審査員(外部有識者で構成される審査委員会)に「投資に値する事業」と評価される事業計画書の作成が、採択率向上の鍵です。例えばものづくり補助金の直近公募では、製品・サービス高付加価値化枠の採択率は約32%、グローバル枠は約24%と、いずれも狭き門となっています(公募回・枠により変動)。

なお、ものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金等の主要な補助金は電子申請が原則で、申請にはGビズIDプライムアカウントが必須です。アカウント取得には2〜3週間を要するため、事業計画書作成と並行して早期取得することをお勧めします。

審査項目に沿って採択可能性を高める5つのポイント

ポイント1:補助金事務局の審査項目を踏まえた構成

各補助金には「審査項目・評価基準」が公開されています。例えばものづくり補助金第23次公募では、補助対象事業としての適格性、経営力、事業性、実現可能性、政策面、大幅賃上げの取組等が審査項目として整理されています。

典型的な審査項目:

  • 補助対象事業としての適格性
  • 経営力(経営状況・課題認識・経営方針との整合性)
  • 事業性(市場性・顧客ニーズ・収益性・販路)
  • 実現可能性(実施体制・スケジュール・資金計画)
  • 政策面(地域経済・雇用・賃上げ・GX等)

※審査項目の名称や内容は補助金・公募回ごとに変わるため、必ず最新の公募要領に合わせて構成します。

ポイント2:自社の現状分析と課題の明確化

  • 過去3年間の売上推移・主要顧客・地域での位置付け
  • SWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)
  • 競合他社との差別化ポイント
  • 解決すべき経営課題の明示

ポイント3:補助事業の革新性・差別化

  • 既存技術・製品との差別化ポイント
  • 競合他社の状況分析
  • 市場ニーズへの対応
  • 技術的優位性の客観的根拠(特許・論文・実証データ等)
  • 事業の独自性・先進性

ポイント4:数値根拠付きの売上計画・投資効果

  • 業界統計・自社過去実績に基づく具体的数値(参考データソース:経済産業省「工業統計調査」「商業統計」、中小企業庁「中小企業白書」、業界団体の統計、矢野経済研究所・富士経済等の市場調査レポート)
  • 補助事業実施後3〜5年の売上計画
  • 付加価値額の伸び率の根拠(ものづくり補助金では年平均3%以上の伸長が必要)
  • 投資回収計画
  • 1人あたり給与支給総額の年平均成長率の達成計画(ものづくり補助金第23次以降は年率3.5%以上の増加が必須要件、第23次から「1人あたり」判定に限定)

曖昧な表現(「○○が期待される」「○○を見込む」)よりも、計算根拠付きの数値が高評価につながります。

ポイント5:加点要素の取り込み

加点項目は補助金の種類・公募回・申請枠によって異なります。代表例として以下のようなものが加点対象となる場合があります。

  • 賃上げに関する取組(補助金種別により取扱いが異なる:ものづくり補助金第23次公募以降は1人あたり給与支給総額の年平均3.5%以上増加が必須要件、小規模事業者持続化補助金は賃金引上げ特例として補助上限額の上乗せ等)
  • 経営革新計画承認
  • 事業継続力強化計画認定(BCP関連)
  • パートナーシップ構築宣言
  • 女性活躍・子育て支援・健康経営等に関する認定
  • 地域経済牽引事業計画承認・地域経済への波及効果に関する取組
  • 小規模事業者枠等への該当(持続化補助金)

※実際に利用できる加点は、必ず最新の公募要領で確認します。

事業計画書の構成テンプレート|記載例で確認する7項目

1. 表紙・目次

  • 事業者名・事業計画名・申請日
  • 目次(事業計画書全体の構成)

2. 申請者の概要

  • 会社概要(設立・資本金・従業員数・売上)
  • 事業内容・事業領域
  • 主要顧客・販路
  • 強み・特徴

3. 補助事業の内容

  • 事業の名称・目的
  • 事業の背景・課題
  • 補助事業で取り組む内容
  • 導入する設備・システム・サービス
  • 実施スケジュール(補助事業実施期間内に確実に完遂する計画。例:ものづくり補助金第23次の製品・サービス高付加価値化枠は交付決定日から10か月以内、グローバル枠は12か月以内)

4. 市場分析・競合分析

  • 市場規模・成長性
  • 顧客ニーズ・市場動向
  • 競合他社の状況
  • 自社の差別化・優位性

5. 売上計画・投資効果の計画

  • 売上見込みの数値根拠
  • 付加価値額・利益改善等の見込み
  • 雇用・賃上げ計画(制度上求められる場合:ものづくり補助金等は1人あたり給与支給総額の年平均成長率)
  • 投資回収計画

6. 補助事業の効果

  • 事業者への効果(売上・利益・雇用)
  • 地域経済・産業への効果
  • 政策面の効果(賃上げ・GX・グローバル等)

7. 加点要素

  • 賃上げ計画
  • 各種認定・承認の取得状況
  • パートナーシップ構築宣言等

不採択理由になりやすい記載例と改善ポイント

※補足:補助金ごとに事業計画書の形式要件が定められており、例えばものづくり補助金第23次公募では事業計画書はA4サイズ10ページ以内とされ、1ページでも超過すると形式不備で即失格となります。また、書面審査通過後にオンラインでの口頭審査があり、経営者の主体性が確認されない場合は採択されません。

1. 抽象的・定型的な記載

  • 「業務効率化を図る」「顧客満足度を向上させる」等の漠然とした表現
  • 具体的な数値・根拠がない
  • テンプレートをそのまま使用

2. 革新性・差別化の不明確

  • 既存技術・他社製品との違いが説明されていない
  • 「市場に求められている」と主張するが根拠データなし
  • 競合分析が不十分

3. 数値根拠の欠如

  • 売上見込みが「期待される」「見込む」のみで根拠なし
  • 市場規模・成長率の数値が示されていない
  • 投資回収計画が不明確

4. 加点要素の確認不足

  • 公募要領上の加点項目を確認していない
  • 利用可能な認定・承認・宣言等を整理していない
  • 加点を受けるための添付書類・提出期限を確認していない

5. 要件適合性の説明不足

  • 補助金の交付対象要件への該当性が明示されていない
  • 対象経費が補助対象範囲に該当するか不明
  • 申請枠の選定理由が不明

料金

項目 料金
初回相談 無料(何度でも)
着手金 0円
成功報酬 採択された補助金額の8〜15%
不採択時 完全無料

よくある質問

Q1. 事業計画書の作成にどのくらい期間が必要ですか?

A. 事業内容・補助金の種類・必要な確認書類の有無により異なります。事業計画書本文の作成だけでなく、GビズID、見積書、決算書、事業支援計画書や認定支援機関の確認書等の取得に時間を要する場合があるため、締切から逆算して余裕をもって準備する必要があります。標準的にはヒアリングから完成まで2〜4週間程度ですが、複雑な事業や複数枠の検討が必要な場合は1〜2か月かかる場合があります。

Q2. 自分で作成した事業計画書をチェックしてもらえますか?

A. ご自身で作成した事業計画書のレビュー・修正案作成も対応可能です。当所が改善ポイントを指摘し、採択可能性を高めるリライトを行います。

Q3. 売上見込みの数値はどこまで詳細が必要ですか?

A. 業界統計・自社過去実績に基づく根拠付きの数値が望ましいです。月別・年別の売上計画、顧客単価×顧客数の積算、市場規模からのトップダウン推計等の根拠を示します。

Q4. 賃上げ要件・加点はどう取り込みますか?

A. 賃上げに関する要件・加点・特例は補助金ごとに異なります。事業場内最低賃金、1人あたり給与支給総額、付加価値額、大幅賃上げ特例、最低賃金引上げ特例など、どの項目が必須要件で、どの項目が加点・特例なのかを公募要領で確認し、必要な計画書・宣誓書・確認資料を準備します。例えばものづくり補助金第23次以降では、1人あたり給与支給総額の年平均3.5%以上増加が必須要件となっています。

Q5. 認定経営革新等支援機関の確認書はどう取得しますか?

A. 認定経営革新等支援機関とは、税務・金融・企業財務等に関する専門知識や支援実務経験について国の認定を受けた個人・法人・支援機関です。確認書が必要な補助金では、対象となる認定支援機関に依頼し、事業計画書の確認や必要書類の発行を受けます。確認書の要否・様式・発行期限は補助金ごとに異なるため、最新の公募要領を確認してください。

Q6. 過去に不採択になった事業計画書を再申請できますか?

A. 可能です。前回不採択の原因を分析し、改善された事業計画書で再申請をサポートします。実務でよく見られる不採択原因としては、(a)革新性の説明が既存技術との差別化として弱い、(b)市場規模・採算性の数値根拠が抽象的、(c)賃上げ要件・付加価値額要件の達成計画が不十分、(d)補助事業実施期間内の完遂スケジュールが現実的でない、などが挙げられます。当所ではこれらの典型的な不採択要因を踏まえた改善提案を行います。

行政書士法人Tree|補助金申請の事業計画書作成代行

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まとめ

  • 事業計画書は補助金採択率を決める最重要要素
  • 採択率を上げる5ポイント:(1)評価基準遵守、(2)現状分析、(3)革新性・差別化、(4)数値根拠、(5)加点要素
  • 不採択になりやすい記載:抽象表現・数値根拠欠如・加点取り漏れ
  • 料金:着手金0円・成功報酬8〜15%・不採択時無料
  • 業際:補助金申請に係る事業計画書作成は行政書士業務範囲。税務に関する判断・計算・申告は税理士業務、金融機関融資の交渉は別途必要となる場合があります

※ 本記事は執筆時点の法令・実務に基づき細心の注意を払って執筆しておりますが、内容の正確性・完全性・最新性を保証するものではなく、誤記・脱漏等があった場合でも当事務所は一切の責任を負いません。補助金の制度内容・採択率・補助上限・補助率等は公募回ごとに変動するため、最新情報は中小企業庁・公募要領でご確認ください。税務に関する判断・計算・申告は税理士の業務範囲であり、当所では税務の助言を行いません。

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